ぐらにん。のひとりがたり

読書などの感想・記録をしてます~

2022年前半 読書履歴

毎年恒例の「こんな本読んだよ」のコーナー

 

この半年は『ゴールデンカムイ』と『同志少女よ、敵を撃て』が特に激アツ!

 

取り急ぎ、各作品について語る余力がないので、一覧から気になる作品があればご参考まで。

年末に総まとめします。その頃には『黒牢城』も入ると思います(熟読中)

 

漫画

 

連載で最後まで読んだ

連載で読んでる

 

小説

 

単作

 

文庫その他

 

新書

2022秋アニメ観たいもの

4本も集中してしまった…

しかもどれも前の分も観てるから絶対外せないんだ…

もしかしたら増えるかもしれない…

大変だ…

 

つまりおすすめアニメたちだから今のうちに観てほしいな、って投稿。

 

現時点で観るのはこちら

 

  1. BLEACH 千年血線篇
  2. ゴールデンカムイ(4期)
  3. 魔入りました入間くん(3期)
  4. SPY×FAMILY(第2クール)

 

BLEACHはやっと続きがアニメで観られる喜びに、発表されたとき跳んじゃった。今原作を読んでるけどたぶん始まるまでに追いつかない。今回の範囲は原作未履修だけど、前のアニメの時もアニメだけで見てたからよかろう。タイムラグを取り戻したかったね。

推しは恋次と一護。乱菊さんもすき。よろしく。

 

ゴールデンカムイは原作の大団円の余韻にまだ浸りつつ、この辺までが今回のクールかなと予想して楽しみにしてる。3期を観終わっていないので間に合わせる(原作で把握はしてる)

何話してもネタバレしそうなので原作とアニメをどうぞお願いします。アニメは原作未履修でも観やすいようにできててとてもいい。

推しは選べないけど、杉元・アシ(リ)パ・白石トリオはやっぱりすき。月島・鯉登コンビもすき。

 

入間くんはアニメ中心にちょっと原作読んだ状態でついに3期になっちゃった。

入間くんの人徳がみんなを助けたり、彼がみんなのためにがんばったり、みんなで協力して大事件に立ち向かったり、いいよね。

今期もDA PUMPの主題歌だといいな~

推しはクララ、モフ…カルエゴ先生

 

SPY×FAMILYは読んでてもおもしろいのにアニメで破壊力マシマシなのはおいしい。

特に(物理的な)破壊力マシマシなヨルさん。

アーニャがせかいへいわのために自分にできることをなんとか考えて行動するとこがいい。ピーナッツたくさん甘やかしたい。

アニメのダミアンがかわいい!

推しはベッキー。 アーニャと楽しくしてるのずっと見ていたい。

 

こんな感じで引き続き準備運動をして参りましょ~

溢れた蔵書、どうしてる?

今週のお題「本棚の中身」

本棚に入りきらない本は段ボールに著者五十音順に入れています。 小説、漫画、それ以外で分けた上です。 一回ガチで整理しました。 めちゃくちゃ大変でした。

お気に入り本と、続刊が見込まれる本は棚に残します。(文末に紹介します)

残りをぶちこみます。

随時、読み終わった本をどちらかに入れます。

たまに箱から取り出した本を元の場所に戻すと、どこに戻すか迷子です。

分類の意味

今後は小説の箱同士で固めたり、箱を開けたら誰のが入っているかお品書きを入れたいと思います(面倒でやってないまま今気づいたところ) 蔵書量もさすがに減らしたい…ところ… 置けるだけ置いてしまって引っ越しに苦労したのは覚えがあるのに。

ほんとうは、漫画単行本を揃えたいタイトルが複数あります。どうするんだ。

集めきれていない、他の手段(図書館、電子書籍)で読んでもいない巻のあるタイトルも複数抱えています。どうするんだ。

考え中です。積読もまだある時点では安易に買え… ない…? 先日古本屋で読んでみたかったシリーズ小説揃ってたからひとまず3冊買ったのは私です… 東野圭吾の『新参者』で有名なあのシリーズです… 『マスカレード』シリーズ最新刊もまだ買って読んでいないのに…

積読本が増えると必死に読みかけの本を読むのも事実であり。 今の読みかけメインは米澤穂信『黒牢城』と、西加奈子きいろいゾウ』と、出口治明『哲学と宗教全史』。

それと、以前、蔵書をExcelで一覧表作ろうと思いましたが分量に負けました。 以降増えている量は数えたくないですし、積んだままの本の量も知らないで過ごそうと思います…

最後に本棚常連を抜粋して紹介。

◎お気に入り本 西加奈子サラバ!』 逢坂冬馬『同志少女、敵を撃て。』 伊坂幸太郎ラッシュライフ上橋菜穂子『守り人』シリーズ外伝(本編は図書館のを) 三浦しをん『風が強く吹いている』 松本清張『点と線』 篠丸のどかうどんの国の金色毛鞠日暮キノコ『喰う寝るふたり住むふたり』 宮脇律郎『世界でいちばん素敵な鉱物の教室』 川上和人『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』

◎続刊待機組(集めきれていないもの含む) 椿いづみ月刊少女野崎くん中村光聖☆おにいさん野田サトルゴールデンカムイ樫木祐人ハクメイとミコチ米澤穂信古典部』シリーズ 東野圭吾『マスカレード』シリーズ

『同志少女よ、敵を撃て』

ネタバレで感想。

 

少女たちは何を見、何を思ったか

で終始すると思うなよ。

 

彼女たちを戦線に導いた教官の思い、戦線の男たちの感覚や考え、狙撃手と他の兵士のそれぞれへの感じ方、赤軍から見たドイツ軍、ドイツ軍から見たソ連、男性と女性の立場や境遇、平和があっという間に奪われる様…

 

究極は

『敵』とは何か

 

自らが『敵』と思っていたもの、『正義』『悪』と思っていたもの、それらは本当に揺るがないものなのか。

 

セラフィマたちに葛藤をもたらすものは、彼女たちに降りかかった歪んだ世界の表すものであり、歪んだ考え・感覚を戦争に与えられなければ持たなくて済んだ葛藤ではないか。

それが感じられるから、ますます読んでいて苦しい。

特に終盤はそれを強く感じもがきながら読んでいた。

 

セラフィマにとっての『敵』たると思っていたもの、それが一番身近にあった。

恐ろしかった。

恐ろしいながらあり得る話だとも思った。

だから苦しい。

そこに持っていく作品の力に驚いた。

 

序盤から引き込まれて読んでいて「これはすごい作品だぞ」と思っていたが、それでも終盤にこんな展開で打ちのめされようとは思わなかった。

もっと物理的な攻撃的の被害による悲しみが描かれると甘い考えで読んでいたから殴られた。

 

戦争で顕になる人間の醜さを描く作品は他にもあると思うが、『唯一、女性兵士がいた国』での女性が戦線で見てきた男たちの現実を描いているのは、特殊なようでいて本質には普遍性があって、怖いなと思った。

 

こんな異常事態は、あってはならないのだ。

 

戦争は、人々を狂わすのだ。

これを強烈に感じる1冊だった。

 

 

 

手帳のこだわり

今週のお題「手帳」

毎年、買ってます。 「今年はどういうのにしようかな」って店頭で迷うのも楽しくてすきです。

去年からGoogleカレンダーも併用しているのですが、結局月別一覧が見やすいのは紙の手帳で、いつでもスマホ出して予定組むわけにもいかないので、今年も紙の手帳ちゃんと使ってます。

ついでに、私のGoogleカレンダーの活用方法。 今後の予定とかリマインダーつけられて、予定忘れてたりせずに済みます。 やることリストのリマインダーと完了チェックができるのもいいです。

ただ、月別でいつどれだけいろんなスケジュールあったかパッと見るのに不向き、というか、そもそも私のスケジュールが複雑すぎるんですよね… ついつい都合がいいからたくさんGoogleカレンダーに書いて頼みすぎてるとも言えます。

それと、紙の手帳もつけることで、予定のダブルチェックができるので、やっぱり必要。

ここまでが、実際に使う点での紙手帳がいる理由。

一番の紙の手帳を手放せない理由は、能率手帳の書き味がすごくいいからです! 個人的にはシャープペンシルや普通のボールペンで書いてると気持ちいいんですよ。 最近あまりにも予定の変更に困ってフリクションに変えたら、その書き味があまり発揮されないことに気づいて今考えものでいます…

能率手帳はバリエーションが豊富で、その時々で必要な形式を選べるのも強みだと思います。

が、何より、大判サイズがあるのが私には嬉しいです! しかも大判のバリエーションもある! もう能率手帳のA5しか使えない体になってしまった!! まあ、カバンにかさばるとも言いますが…

カレンダーの、日付の部分が2分割されていて、午前午後の目安にして書けるのが、予定を確認する時の目安になって、すごく助かっています。

去年は週別の記録もできるのにしてたのですが、今年はカレンダー+メモページので足りるな、としました。 また来年の買う時には必要なことが変わるかもしれないですが、それでも他の種類で対応してくれるから安心!

ちなみに、種類によってはカラーバリエーションもあるので、私は忘れ物しないために黒以外を選んでいます。大きくて目立つ色だと、まず「あるか、ないか」は確実にわかるので…

さて、私はまた改めて手帳の相棒たる筆記具を探す旅に出ようと思います… 書き味と修正の両立… うーむ (シャープペンシルの消しゴムを潰してしまった後悔より)

2021年読書履歴

年の暮れをいかがお過ごしですか?

今年もやります、年間読書履歴。

 

今年は個人的に後半は忙殺されて、積読本を増やしているところです。読みかけ本も実は複数あります。最近は以前ほど読書する元気がない時もあって、ゆる本チョイスが増えた感じがします。ますますハードな本を積む(苦笑)

あとは、逆に普段の自分なら選ばない本とか、たまたま手を伸ばせたから読んだ本とかも多いです。久々に2周目で読んだ本とかも。

それなりに色々読んでみた気がします。

それと、電子書籍で漫画を読むことがだいぶ馴染んできた年でした。

ですので、今回からは冊数カウントやめます。何を読んだのかの記録の方が大事なので。あとで続きを読むためにも!

 

今年のベスト本も選びきれないので各部門別にコメントします。

 

漫画

ゴールデンカムイ(17)-(27)』野田サトル 集英社

ゴールデンカムイ公式ファンブック 探索者たちの記録』野田サトル 集英社

BLEACH(19)-(21)』久保帯人 集英社

銀魂(1)-(5)』空知英秋 集英社

『呪術廻戦(1)』芥見下々 集英社

『魔入りました!入間くん(1)-(4)』西修 秋田書店

『舞妓さんのまかないさん(1)』小山愛子 小学館

ちはやふる(1)-(3)』末次由紀 講談社

進撃の巨人(1),(33)-(34)』諫山創 講談社

はたらく細胞(1),(6)』清水茜 講談社

聖☆おにいさん(19)』中村光 講談社

『恋じゃないなら名前をつけて(1)-(3)』篠丸のどか 講談社

『大家さんと僕』矢部太郎 新潮社

『大家さんと僕 これから』矢部太郎 新潮社

月刊少女野崎くん(13)』椿いづみ スクウェア・エニックス

『碧いホルスの瞳 男装の女王の物語(1)』犬童千絵 KADOKAWA

ハクメイとミコチ(6)』樫木祐人 KADOKAWA

ハクメイとミコチ ワールドガイド 足下の歩き方』樫木祐人 KADOKAWA

『喰う寝るふたり住むふたり続(1)』日暮キノコ コアコミックス

 

  • 進撃をリアルタイムで最終回を読めた。連載を直前だけでもちゃんと追って最終回を迎えたのは初めて。
  • しばらく溜めてたゴールデンカムイを一気に追いついた。展開が面白いしすごいぞ!!と読めてしまう。最終章、どうなるの??
  • アニメから漫画にやってきた作品が複数あるのが珍しい(魔入間、舞妓さんち、はたらく細胞)
  • 『喰う寝る』の続編!
  • 篠丸のどか先生の新作『恋つけ』!
  • 今年は難しいけど、うっかり続きも読んでみたい作品を1巻に手を出しすぎた
  • 来年はアニメ新シリーズまでにBLEACHを追いつきたい

 

小説

ラッシュライフ伊坂幸太郎 新潮社

『ターン』北村薫 新潮文庫

きよしこ重松清 新潮文庫

『点と線』松本清張 新潮文庫

『格闘する者に◯』三浦しをん 新潮文庫

時をかける少女筒井康隆 角川文庫

クドリャフカの順番米澤穂信 角川文庫

写楽殺人事件高橋克彦 講談社文庫

『優しい音楽』瀬尾まいこ 双葉文庫

 

  • 積読本を結構読んだ
  • 『点と線』が名作たる所以がよくわかった。長編超大作じゃないのにあのスケール感とわくわくはすごい。松本清張、初めて読んだけどもっと読んでみたい
  • 積読してた『ラッシュライフ』を前情報なしで読んだらとんでもない化物作品だった… 何が起こるのどうなっちゃうのそうきたかー!そこつながっちゃう!?のすごさ。クセ強いけど読んで。
  • 写楽~』は日本史かじった人ほど楽しいと思うし、「どこまでが事実でどこからが創作??」ってくらいの辻褄に驚いた
  • クドリャフカ古典部シリーズここまで読めたからそろそろアニメ『氷菓』を全話観て良かろうとまだ観てない…
  • きよしこ』ついにドラマ化でドラマ観てから十数年ぶりに改めて読んだ。ドラマも原作の雰囲気を継承していて良かったし、ドラマに入りきらなかったエピソードも読んでほしい。やっぱりいい。
  • 短編集『優しい音楽』を読んではまって瀬尾まいこ作品を漁る気がする… 中毒性 新春ドラマも絶対観る

 

新書

『人類5000年史Ⅱ』出口治明 ちくま新書

『人類5000年史Ⅲ』出口治明 ちくま新書

『現代語訳 論語と算盤』渋沢栄一  守屋淳 訳 ちくま新書

『知の旅は終わらない 僕が3万冊を読み100冊を書いて考えてきたこと』立花隆 文春新書

イミダス 現代の視点2021』イミダス編集部 集英社新書

『たちどまって考える』ヤマザキマリ 中公新書ラクレ

『「筋肉」よりも「骨」を使え!』甲野義紀 松村卓 ディスカヴァー携書

『ニュースの"なぜ?"は日本史に学べ 日本人が知らない76の疑問』伊藤賀一 SB新書

 

  • 『人類5000年史』シリーズは横並びに世界各地を見るので世界のつながりが想像しやすくて楽しい。Ⅳが出たからまた読むぞ
  • 論語と算盤』は渋沢の発想が興味深かった。ちょっと自慢口調入るけど大成した人が晩年に実績を根拠に言ってるんじゃあ仕方ないな。『青天~』途中までしか観られてないのでちゃんと観たい
  • 『知の旅~』立花隆の晩年の「こんなことやったり書いたりしてきた」な本。文章が面白すぎて、ついついちゃっかり紹介(宣伝?)してる本も複数ピックアップして読む気になっている。

 

その他

かいけつゾロリの ゾワゾワゾクゾク ようかいまつり』原ゆたか  ポプラ社

『ゆる神様の神社ナビ ころころ古事記松尾たいこ かざひの文庫

『置かれた場所で咲きなさい』 渡辺和子 幻冬舎

『今こそ必要な100のことば みんなのたあ坊の哲人訓』辻信太郎 サンリオ

『初心者からプロまで一生使える 伝わる文章の基本』高橋廣敏 総合法令出版

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』岩崎夏海 ダイヤモンド社

 

  • ゾロリを久々に最近の読んでみようと思って読んだらやっぱりおもしろすぎる。最近のアニメの3期も期待大。
  • 『ゆる神様~』は図書館で借りて読んだけど、これは携帯して出雲・日向・伊勢を中心に神社巡りしたい本だった! 古事記初心者にやさしいので助かる。
  • 「案外読んでなかったけど普段なら読まないな」な本も読んだ感

 

各分類とも雑記なのに長くなりました。

私の多読にしては覚えているなと思ったので、印象的な本が多かったりしたようです。

さて新しく手を出してしまったものが多かった今年、来年の読書ライフはどうなるのか…?

『優しい音楽』読了

瀬尾まいこ『優しい音楽』

たまたま本屋さんで平積みされていて目についたので買ってみた。

3篇の短編集

 



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帯と表紙の感想

気軽に読めそうな心温まるゆったりした作品集なのかと思っていた

 

全然違った

 

え? なんか、どこか不穏というか、「それ大丈夫か?」みたいな状況から始まるから、「帯と表紙のイメージに落ち着くんですかこれ」って気になって、ついつい読んでしまう

 

やられた!

そして、買って読んでみてよかった

衝動買いセンサーに当たってくれてありがとう

 

以下若干のネタバレですが

 

思いがけない、人と人の関わりが、その人たちの日々に新しい色を加える、そんな不思議で3篇。

確かにどの作品も「いやそんなことってさすがになかなかないわ」って設定なのに、「でもそういう人生の奇妙さってあるよね、だからおもしろいよね」って違和感がないところに落ち着く。

 

絶妙

 

こんなに短い3篇で心が持っていかれるとは

 

初めて瀬尾まいこさんの作品を読んだのですが、他の作品も気になってしまった

 

これも思いがけない奇妙なであい

 

よろしければぜひ。