ちょうど1年前、『進撃の巨人』を6日間で頭から29巻イッキ読みしてました。
それからすぐ友達に26~29巻を友達に貸してしまってて、前の巻を見直せない状態だったので続きを放置していたのですが、最近新刊が出たのもあって30-~32巻をまとめ買いしました。
ちょっと前にアメトーークで『進撃の巨人芸人』をやっててとりあえず録画したのですが、一応最近の展開を読んでから観るか~と思ったので、いい加減買おうとしたら新刊出てて3巻分まとめ読みになりました。
というわけで、個人的に1年前の感想と今の印象がどれくらい変わったのか、見てみようと思いました。変わった点をピックアップします。
ネタバレは控えめにしても出てしまうと思うので、構わないよって方は以下よろしくお願いします。
ネタバレ読みたくないよって方は、進撃の推せるポイントだけ読んでいって「読んでみようかな」と思ってくださるといいなと思って書きます。
進撃推せるポイント
- 思いがけない方向に展開するおもしろさ
- 伏線回収が綺麗で、わかるように回収していく
- 伏線のちりばめ方も秀逸
- 登場人物たちの心情描写がかなり掘り下げられている
- 戦術・奇策が見もの
- 先の展開と結末が気になるまま読ませ続けるストーリー
- 激しいアクション以上に魅力的なのは人々の物語
では以下より個人的に印象が変わった点を。
(去年)→(今)のように書いています(羅列)
主人公とは…?(永遠の問い)
→物語の中心にある大木なので主人公
強いキャラでも瀕死か死亡
→逆にそう簡単には死なせないと作者の強すぎる意志を感じる(そして生き地獄)
どのキャラも命は保証されない
→ようには見えるのでうまくハラハラさせやがってと思う
いっそあっけなく死んだ方がマシ
→死んだら死んだエピソードは残るので、どこかでそれが掘り返されるかもしれない恐怖が増える
「そこで死んだキャラの生前の元気な姿を出すなよ…(狂気)」
→肩入れして読んでしまったのは不運だったな!
巨人もいろいろ
→巨人の種類だけでなく葛藤もいろいろ
伏線の張り巡らしと回収の鮮やかさに拍手喝采
→むしろ過去を掘り返すな
伏線回収や振り返りすごいので、読むのに頭使うタイプの作品
→きっちりわかるように回収してくれるので読者の理解にはやさしい(読者にやさしいとは言っていない)
人間のエゴが剥き出される
→逆にそういうシーンの描写が上手すぎるので、しんどいけど生々しさがいい
一般人の方が狂気
→誰もが状況次第で狂気では
シュールな笑いポイントは本当だった
→むしろ箸休め爆笑ポイントだと思ってる
だんだん敵味方がわからなくなる
→目的と思想によるね
だんだん嘘と真実がごちゃごちゃしてくる
→整理されてくる
「正義」は怖い
↑が作品を通してのテーマのように感じる
→正義も幸せも、観点によるよね
「敵に回したくないもの」をしょっちゅう敵にする作者
→殺らなければ殺られるでしょ
序盤「エレンってそこまで強くないんだな、『強くなかったけど強くなった』展開かな?」→「エレンって主人公だったっけ」
→今「最初から今まで危なっかしい主人公だよ」
巻を追うに連れて読者の心を抉るのが上手くなる作者
→後の展開で抉るための布石をばらまきまくってきたからどうしようもない
総括
まだまだ予想できない展開をぶっこんでくれる気がするから目が離せない! 泣きそうな気持ちで読むところがたくさんあっても阿鼻叫喚でも完結まで読むぞ…
ちなみに、私の推しはサシャ、ジャン、ハンジです。心中お察しください。
あとでアメトーーク観よ…