お久しぶりです。ぐらにん。です。
資格試験が終わり、一段落したところで、ちょうど『進撃の巨人』の10周年企画で28巻まで期間限定無料公開だったので、期間中に電子書籍で26巻まで読み、27巻以降を買って読みました。
というわけで今回は進撃の話をします。
ネタバレバリバリにするか迷ったんですけど、ほどほどにやめておきます。
今回のコンセプトは
進撃初心者が1巻から最新巻(29巻)までイッキ読みしたら
です。なので、「読む前の進撃のイメージ」がどう変わったとかそういう話もします。
まあ正直に言えば、
「短期間(6日間)にイッキ読みし、26巻までのデータが消えているので若干うろ覚え」
「正直振り返りたくないシーンが多すぎる」
等の理由から、ざっくりした感想に留めて自分のハートを守ろうと思います… しんどい…
29巻を読み終えた勢いで今書いているので、正直元気がない状態です。また寝込みそう…
進撃を読む前の話
進撃を読んでこなかった理由
友人たちの間で噂はかねがねでしたが、何しろ私はあまりグロテスク表現に耐性がないので長年敬遠していました。あと既に巻数が多く大手ジャンルになったものに手を出すのが苦手で、かつ、「しんどい」とも聞いていたので「精神的に余裕がある時に読むね…」と思っていました。
ただし、
いずれ漫画かアニメかで履修するつもりでした
バトルアクションものは好きなので…
今回読むことにした理由
- 「無料」の字に弱い
- 元々興味があって、手を出すタイミングがちょうど来てくれて逃す手はないと思った
- 既に読んでいる友人と感想共有できると思った
- 少しグロ耐性がついた(当社比)
- しんどいストーリー展開を受け入れられる程度に精神的余裕ができた
- イッキ読みする時間はある
- 気に入ったら期間内に読みきれない分は紙書籍で借りるか買うなりして読むことになるだろうと思った
ということで、進撃を読む準備が整ったわけです。
で、実際にハマるわけですが、数巻読んで「ハマった」と呟いたところ、ある友人から
「(期間内に)20数巻までいってくれると嬉しい」
的なことを言われてしまったので、4日ちょいの残された期間で26巻分読むという所業に至った次第です。いや実際止まらないほど読み進めてしまう巻も多かったのですが、しんどいシーンを耐え忍んだのは、この友人の言葉と、別の友人の
「確認したら27巻まで読んでたわ~」
あっ、これは最新巻まで読むくらいの気持ちでいこう…と思いました…
最初の方の友人からは
「追いついてくれない場合はネタバレしそうでむず痒い」
と伝わってきたので、読む使命でなんとか追いつきましたよ…
読んだペースはこちら
1日目 1~4途中
2日目 ~14途中
3日目 ~23
4日目 ~26
5日目 ~28途中
6日目 ~29
3日くらいでドライアイが死にました
電子書籍は私のイッキ読みに向かない(あとデータ使用量もやばい)
私はわりとしんどい展開の作品は読んでいると思っていたのでわりと20巻台までガンガン読めましたが、26巻途中から急激に重くしんどくなり、ペースダウンしました…
26巻以降は本当にとんでもない…1巻分読むのすらつらい…
読む前の進撃のイメージ
リヴァイ兵長を中心にエレン、ミカサ、アルミン、コニーといったキャラのチームが巨人たちをぶった切る?
(名前知ってるキャラがこの辺だった)
(実際に推しになるキャラはこの中にいない)
(完全にアニメ1期のOP映像?(「紅蓮の弓矢」のカラオケアニメ映像)のイメージ)
実際に読んだ感想
羅列になりますがお許しください。
-
主人公とは…?(永遠の問い)
- エレンの戦い方がイメージと違った
- リヴァイがすぐには出てこない
-
リヴァイは超まともな人だった(的確な判断ができて真面目に上司にほしい)
- エレンたちが調査兵団に入るまでが長い
-
ジャンって早々にご退場するタイプのモブじゃなかったんだね…
-
アルミンは強い(強い)
- もっとメインキャラがどさどさ死ぬかと思ってたけど結構生き残る
- でも人はどさどさ死ぬ
-
死んだキャラが多すぎて名前聞いても出てこないレベル
- 強いキャラでも瀕死か死亡
- どのキャラも命は保証されない
-
いっそあっけなく死んだ方がマシ
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登場人物は、生き残れば生き地獄、死んでも作中で掘り返される苦行
-
「そこで死んだキャラの生前の元気な姿を出すなよ…(狂気)」
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巨人は沸く
- となりの巨人
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巨人もいろいろ
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伏線の張り巡らしと回収の鮮やかさに拍手喝采
- かなり巻数進んでから1巻エピソードを振り返る大技
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伏線だけでなく、印象的な対比を使ってくるのもすごい
- 伏線回収やか振り返りすごいので、読むのに頭使うタイプの作品
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戦略合戦がめちゃくちゃ面白い
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だが巨人よりも恐ろしいのは人間
- 人間のエゴが剥き出される
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一般人の方が狂気
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世界は広かった
- シュールな笑いポイントは本当だった
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アニメ3期までの内容はまだやさしい
- 4期やったら初見の視聴者はふるいにかけられること必須
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だんだん敵味方がわからなくなる
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だんだん嘘と真実がごちゃごちゃしてくる
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「正義」は怖い
- ↑が作品を通してのテーマのように感じる
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「敵に回したくないもの」をしょっちゅう敵にする作者
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敵エピソードの掘り下げも細かいから敵対するシーンがつらい
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敵味方問わず、人間臭い欲深さ、罪深さなんかが生々しいくらいに描かれるので、何が起きてもつらい
- 序盤「エレンってそこまで強くないんだな、『強くなかったけど強くなった』展開かな?」→現在「エレンって主人公だったっけ」
-
クソコラのせいで「面構えが違う」で笑ってしまったけど、面構えが違ってもさらにしんどいことは待っている
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後ろの巻に行くほど「戦時中の混乱」をリアルに体感できてPTSDになりそう(特に26巻以降)
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巻を追うに連れて読者の心を抉るのが上手くなる作者
総まとめ
諫山先生は何を考えているのか…?
(と気になって結局続きを読むことになるので、既に術中にはまっている読者となった)
どう頑張っても地獄だけど、私は行く末を見なければ死ねない…
と思わせてしまうのは、やっぱりすごいですね…
ちなみに推しはサシャ、ジャン、ハンジです。はーつらいなぁ…
引き続き、読んでいきますよ(吐血)